ハンサムパパのブログ

「僧侶×会社員」の目線で日常を綴っています⭐︎

『禅』が注目されている理由と、『坐禅のコツ』

f:id:w800-ogasawara:20190918221300j:image

先日に引き続きまして、今回も『禅』に絡んだ内容を書いていこうと思います。

最近、メディアで『禅』が特集されることが多くなってきました。

何百年も前からある思考方法なのに、なぜ最近流行りだしたのかぁ~と思って、ちょっと本屋に足を運んでみましたよ。

「な~るほどねッ!!」

こりゃあ、流行りますわ。

僕の勝手な思い込みですが、おそらく地球で最も天才が多い企業Googleの社員の多くが『禅』を取り入れているそうですッ!

他にも、有名な話ですが、Apple社のスティーブ・ジョブズ氏、京セラ創業者の稲盛和夫などなど・・・

『禅』を学び、思考方法のひとつとして取り入れているそうですね。

偉人達が取り入れて、絶賛するのであれば、流行るのは当然でしょう(^^)

 

 

そもそも『禅』ってなんだ?? なんで流行ってるの??

 

禅っていう言葉を多くの人が聞いた事はあると思います。

こまかく説明すると、とんでもないことになってしまうので詳細はググッてみてください。

歴代の仏教の祖師方から続く思考方法のひとつと考えていただければいいと思います。

もう、怒られるくらいメチャクチャ簡単に一言でまとめちゃうと、『禅とは、理想的で、満たされた精神状態にいたること』です。

禅についてお詳しい方には、先に謝っておきます(^_^;)

「はしょりすぎてしまい、申し訳ございません!」

ですが、最近注目されているポイントとして、この、まとめた一言がとても重要なんです。

『マインドフルネス』という瞑想方法が、海外で爆発的に注目されています。

上で書いたように、偉人や大企業が取り入れているからです。

和訳すると、「精神が満たされた状態」という意味です。

勘のいい方はもうお気づきですねッ!!

そうッ!

禅という思考方法と、マインドフルネスという思考方法が、ばっちりリンクしているんですッ!

両者とも、求めるものは同じです。

「理想的で、満たされた精神状態」にいたることを目的とします。

時代にもマッチしています。

現代は、心を病んでしまう方や、不安、悩み、ストレスを抱えている方がとても多い時代といわれています。

禅もマインドフルネスも「セルフメンタルトレーニング」の役割を果たします。

心が曇っていては、新しいアイデアも、正しい行動も、正しい判断もできません。

理想的な精神状態でいることは、私生活にも仕事にも非常に密接に関係しているんです。

だから、最近注目されているんですねッ!!

と、僕は考えています(^_^;)

 

坐禅』のコツをおさえて、心を軽くしちゃいましょうッ!!

 

瞑想をする上で重要なのが、「正しい姿勢を保つ」「腹式呼吸を行う」この2つです。

ヨガなんかでもこの2つのポイントが重要なようですね!

実は、坐禅でもこの2つは非常に重要なポイントで、この2つを意識的に行うことで「心が理想的な状態」になり、不安や悩み、ストレスを抱え込みにくくする効果が実感できるようになります。

それでは、坐禅のコツを3つあげていきます(*´ω`*)

 

『調身』で身体を調えましょう。

 

1つ目のポイントとして、まずは姿勢を正しく保てるようにしましょう。

現代人は、自動車での移動、パソコンでの仕事、スマホをめっちゃ使う、単純に背筋の筋力が欧米人などと比較して弱いなどの理由で、基本的に全員、背骨が曲がっちゃっています(´;ω;`)

僕も、その一人ですッ(^_^;)

気をつけていないと、すぐに猫背になっちゃう方は多いと思います。

「自分は、日頃から気をつけているから全然OK!」という方は次に行っちゃってくださいね。

「じゃあ、背骨が曲がっていて、猫背で、背中が丸くなってて何が悪いの??」

「心を軽くするために、姿勢になんか関係ないんじゃないの??」

と思う方もいらっしゃるかもしれませんので、順を追って、細かく説明していきますね!

背骨が曲がって背中が丸まると、内蔵、脊髄、神経が圧迫されてしまうんです(^_^;)

身体にとって、とても重要な部品であるものが姿勢が悪くなると、機能が低下しちゃうんですよ!!

想像してみてください、大事な内蔵、脊髄、神経が圧迫されている様子を。

考えただけで、病気になりそうですし、明らかに不健康ですよね。

背筋をまっすぐにすることは、意識したら誰でもできる簡単なことです。

背筋をまっすぐにするだけで、圧迫されていたものが正常に機能をしだして、自律神経が活性化されます。

まずは、意識して背筋をまっすぐにしましょう!

正しい姿勢を保つことの重要性は、次のポイントにもつながります。

 

『調息』で呼吸を調えましょう。

 

みなさん、正しく呼吸できていますか??

正しい呼吸って、実は、ほとんどの人ができていません。

なぜなら、呼吸は無意識のうちに行っているので誰も自分の呼吸に関心がないからです。

そしてなにより、先ほど書いたように、現代人は背中が丸くなっていて、内臓が圧迫されています。

そうッ!!

呼吸に密接に関係している「肺」も圧迫されているんですよッ(^_^;)

呼吸ができなくなると死んでしまうのに、生活の習慣のせいで、背中が丸くなり、自分で呼吸をしにくくしちゃっているんです(´;ω;`)

「肺」の機能の現代人の稼働率

なんと平均30%!!

3割しか能力を発揮できていないんです。

もったいない!!

というか、怖い!

姿勢を良くして、肺を十分に使って、正しい呼吸ができるようにしましょう。

姿勢が、呼吸に密接に関係しているのは、ご理解いただけたと思います。

そして、肺の能力を最大限に活かす為に、腹式呼吸ができるようになりましょう。

腹式呼吸」のやり方は超簡単です(*´艸`*)

 

1.鼻から息をゆっくり吐く。

2.息を吐ききったら、勝手にお腹がへっこむ。

3.吐ききったら、勝手に息が鼻から入ってくる。

4.息が入ってきたら、勝手にお腹が膨らむ。

 

はい。超簡単(笑)

コツとしては、吐く息に集中することです。

そして、背筋を伸ばして、正しい姿勢で行うことです。

長く、深い呼吸ができるようになりましょう!

慣れるまでは、無理はしないで、自分が気持ちよく呼吸ができる間隔で行ってください。

次のポイントでは、呼吸と心はつながっていて、呼吸を調えることで、心が調えられるという説明をしていきます。

 

『調心』で心を調えましょう。

 

ポイント1では「身体」を調えて、ポイント2では「呼吸」を調えてきました。

身体が、呼吸に関係していることは、よく理解していただけたと思います。

次は、「呼吸」が「心」に関係しているということを説明していきます(*´ω`*)

みなさん、自分が怒っているとき、自分が落ち込んでいるとき、自分の呼吸がどんな状態になっているか意識したことはありますか??

もちろん、ないと思います(^_^;)

僕も意識するまで、考えたことすらありませんでした(´;ω;`)

実は、怒っているときには、呼吸は速く、浅くなります。

落ち込んでいるときは、呼吸は深く、長くなります。

落ち込んでいるときや、怒っているときに、無意識に「深呼吸」したことありませんか??

実は「深呼吸」は身体が心を自己防衛するために無意識に起こしているアクションなんです!!

経験したことありませんか??

「深呼吸」したら、少しだけ気分が良くなったこと。

そうッ!!

そこ重要ッ!!

「呼吸」は「心」にメッチャ関係しているんですよッ(*´ω`*)

だって、「息」っていう漢字は、「自分の心」って書くじゃないですか(*´∀`*)

なので、「身体」を調えて、「呼吸」を調えると、結果的に「心」が調うんです。

背筋を伸ばして、腹式呼吸をしたら、自然と気持ちがスッキリするんです。

身体と呼吸と心がつながっていること、これで完全に理解していただけたかと思います。

 

まとめ

 

心がピンチのときに、無意識に深呼吸をして自分を守ろうとするということを、自分で意識的に行うのが、『瞑想』や『坐禅』なんです。

「理想的で、満たされた精神状態にいたること」に坐禅が有効なことは、もう周知の事実です。

日本で生まれた文化『禅』が今、世界中で認知され、流行しているのも、これで納得ですね(笑)

不安や、悩み、ストレスを抱えている方、一度『坐禅』をしてみることをオススメします。

ゆっくり座って、自分の身体と呼吸と心を意識的に観察してみてください。

心がスッとして、ポジティブ思考が身につくきっかけになればと思います(*´∀`*)

自宅では、なかなかゆっくり座れない、静かな環境がない、もっと坐禅について学びたいという方は、是非、お近くの禅宗のお寺を訪ねてみてください。

いきなり行くのは気が引けるという方は、ネットで「坐禅会」「〇〇市」という感じで調べてみてください。

禅宗は開かれた宗派です。

心が重くなった。不安、悩み、ストレスを抱えていると感じたら、一度お近くの禅寺で坐禅会に参加してみてはいかがでしょうか(*´ω`*)

生活に「禅」という考え方を取り入れてみてください。

毎日が、ちょっと楽しくなるかもしれませんよッ(^^)